2025年度 いわき経済同友会 基本・活動方針
- Ⅰ.基本方針
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日本をはじめ欧米の指導者が変わり時代が大きく変わろうとしています。AIが存在感を増し、異常気象が後押しするように脱炭素が声高に叫ばれその対応が急速に進んでいます。また、自国優先主義が進み「分断」という言葉が大きな意味を持ち始めているように感じます。どのような環境下でも常に「変化」は進んでいくことを強く感じます。「人」 としても「法人」としても生き残るには、この「変化」に対応していく、即応していくことが必要です。見渡せば、「変化」を導く現象は多岐にわたり、ロシアのウクライナ進行に伴う戦争の長期化や中国と台湾の問題、CO2削減を視野に入れたエネルギー問題、国内にあっては少子高齢化や円安等々といったように、その現象が生み出し、私たちが対応すべき「変化」は枚挙にいとまがありません。
そのような背景の中でもいわき経済同友会は、地域経済に活力を与えられるように、3つの目的へのアプローチを主眼に、経営者自らが学び成長し、そして行動を起こすという波が会員企業に従業する皆様へも波及するような活動をコツコツと進めようと思います。
例をあげれば、それぞれの会員企業の事業内容や地域が持つ各種資源を活用し、地域経済を循環させる経済構造の構築。スマートシティーやスポーツ等を取り入れた住みたいまちづくり。女性活躍推進・障がい者雇用・自立支援・ダイバシティーといった働き方改革を進めながら、誰もが生き生きと働ける企業、環境づくり等です。
また、昨今の働き手の確保に代表される労務課題や今と将来にわたる人材育成、SDGs、
脱炭素対策の再生可能エネルギー(太陽光・水素・風力・核融合等)のような新たなエネルギー政策や環境問題に対する対応の研究も進めていく必要があります。
加えて、ITやDXといったデジタル技術への学びと活用を深め、会員企業がバックヤード業務の効率化を推進し、やりたい仕事に就業時間の多くを活用できる環境づくりが重要です。
将来に向け、いわき経済同友会の理念・三つの目的に基づき、異業種交流活動としてのグループ会活動や委員会活動を通して、これからの時代に対応した元気な地域社会(まち)、強い経済圏づくり、そして企業とそれを支える人財づくりを目指していきたいと考えています。
- Ⅱ 活動方針
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- 1 グループ会方針
- 4つのグループで構成し各グループ会は参加率の向上と互いの企業内容を知る施策を中心に据えながら、グループ会ごとのテーマに沿ったグループ会運営を目指します。
1年間の開催予定日を年初に設定し、開催ごとに 3か月先までの予定を確認調整し、変更の有無を問わずグループ会メンバーへ連絡を入れ開催日の周知を図ります。
昼時開催も検討に入れるなど会員が参加するための予定を組みやすくする取組みを試行します。
毎回のグループ会では企業卓話(会社の内容や所属業界の時事を5分*2社程度で年間予定を組む)を通して互いの企業の内容を知り、相互に連携がとれるかの情報収集の時間を設けます。
また、各グループ会は、自グループ会の活動内容の発表の場として年に1回、例会を企画担当することとします。
その際、例会は開会から講演会等の事業の入口までを司会を含めて例会委員会が担当します
(開会・代表挨拶・会務報告・各種報告・誕生花・その他)
代表あいさつはその例会と事業の中のいずれかで 1回とします
講演会(事業)は担当グループ会で司会を含めて運営します
懇親会は担当グループ会がある時は担当グループ会が担当しその他の例会・総会時は例会委員会が担当します
グループ会では*印の事業(主に対外事業)を担当しその事業を開催月のグループ会として事業の加重を減らしていきます。
- ●第一グループ会
経営者や会員企業のスキルアップを目指すグループ会
経営者の人間力を高める場づくりや、ITやDXといったデジタル技術への学びと活用を深め、会員企業のバックヤード業務の効率化を推進し、やりたい仕事に就業時間の多くを活用できる環境づくり支援を主なテーマとします
*新たな若い人材確保と次世代の地域経済人の育成を目指し「JC懇談会」を担当
- ●第二グループ会
将来を見据えたまちづくりを目指すグループ会
経営者の人間力を高める場づくりや、近未来を見据えて地域を元気に!スタジアム課題への道づくりとスポーツを含めた地域資源の確認とその活用、スポーツがもたらす産業を研究し地元経済を活性化させる施策を含めいわき経済同友会の意見をまとめるグループ会
*行政と経済の連携を模索するための「行政との懇談会」を担当
- ●第三グループ会
環境問題(課題)を研究するグループ会
経営者の人間力を高める場づくりや、SDGsに関することや脱炭素対策としての再生可能エネルギー(太陽光・水素・風力・核融合等)のような新たなエネルギーに関すること、そして環境問題への対応方法の研究を進めるグループ会
*未来の人財育成を目指し「いわき志塾」を担当する
- ●第四グループ会
労務課題や採用・人財確保を研究するグループ会
必要に応じて歴史・伝統・文化を活用し経営者の人間力や社員のスキルを高める場づくりや、女性活躍推進・障がい者雇用・自立支援・ダイバシティー・採用(人財確保)といった人材の確保方法や働き方改革や労使間をとりまく労務課題について情報を収集し会員企業の社員が生き生きと働ける就労環境づくりを研究するグループ会。
*労使間の入り口となる「新入社員入社式・研修」を担当する
- 2 研究会方針
- 令和7年度は研究会設置を予定しない
- 3 委員会方針
- 会の運営の潤滑化、そして会員と会のコミュニケーションを良くし、対外との連携を図る為に、5つの委員会を設置しそれぞれの役割の中で活動していきます。
- ●企画総務委員会
・会の総務事項を担当する。
・幹事会は毎月開催で、基本、対面にて行う。
・正副代表会議は対面・WEBの活用で原則毎月行う
・年に数回、幹事全員参加を目指した重点幹事会や完全WEB幹事会の実施。
・事務局と連携し、外部との様々な連携事業の窓口を担当する。
・東日本国際大学との窓口を担当し連携協定の運用に対応
- ●広報委員会
・HPやSNS・広報紙の活用によりいわき経済同友会の活動を内外に情報発信しその紹介や共有の機会をつくる
・いわきFMを活用した同友会・会員企業のPR方法を再構築する
・「マスコミ懇談会」や「マスコミあいさつ回り」等の企画運営
- ●例会委員会
・対面形式とリモートを適時に活用しながら時事に合った有意義な例会を開催する。
・例会を通して最先端の情報を会員に届けるとともに、テーマにより、地域の他団体や行政の方々が参加できる例会を企画する。
・創立記念公開講演会や首長をお呼びしての例会を企画する。
・グループ会による担当例会の運営に協力する
- ●会員交流・増強委員会
・会員増強の必要性を再認識し、会員150人体制の実現と会員業種の多様化を目指し各月の勧誘人数・活動内容の目標を明確にし、年度中の達成を目指す。
・また、スリープ会員に対してのフォローも行いながら会員間の親睦を深めるためや新規会員勧誘のきっかけ、あるいは会員の学びの場創りを含めた「視察研修旅行」を企画担当する。
- ●40周年準備委員会
- 4 視察研修方針
- 会が意識する時事のKeywordや会の基本活動方針をベースに視察のテーマを決め、先進地を選択しながら企画実施する。視察研修そのものも会員拡大活動の1つ、あるいは会員交流の場の1つのとの想いで担当部署は「会員増強交流委員会」にて担当する
- 5 対外活動
- 行政や様々な団体と交流・連携を図り、地域力強化をはかる。
各種の会議体には主に副代表幹事で役割を分担し、参加担当者は主に幹事会や例会を通して会への要点 報告を行ない、必要に応じて会の意見を取りまとめ活動先へ提案する
・e-kagaku事業との連携
・いわき商工会議所事業との連携
・その他
